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正論編集部の「つくる会」批判に反論する(3)

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正論編集部の「つくる会」批判に反論する(3)
             新しい教科書をつくる会副代表 藤岡信勝


●文科官僚に悪意はない?
 今までのところで、正論編集部が「一発不合格」制度についてほとんど何も分かっていないことが明らかになった。ところが、次の「自由社の反論」という小見出しのついたパートに進むと、そうでもないかのようなことが書かれている。

 【今回の場合、「一発不合格」だから、具体の記述を俎上に載せながら、検定官と執筆者側が互いにやり取りを重ね、検定官が何を求め、どのような記述ならばパスできるのか、を模索する、いわば腹を探る機会は十分になかったのかもしれない。】

 「十分になかった」のではない。「全くなかった」のである。

 【しかし、全くなかったわけでもない。】

 何を根拠にそんなことを言うのか。

田北真樹子編集長は、この拙文に対し「反論を書く」とおっしゃったので、次号で必ずこの言明の根拠を示していただきたい。


 次の事例に進む。
 ▽遣唐使廃止の建言をした菅原道真の職名
 【これなどは「のちに右大臣を務めた菅原道真が894年に・・・」とすれば解決が図れたのではないか。】
 解決は図れない。すでに「一発不合格」になっているからだ。

 ▽毛利輝元と関ヶ原の戦い
 【・・・文章の技術的な問題として解決できそうな指摘まで、自ら修正を放棄してしまっているようにもみえる。少なくとも今までの「つくる会」にはそうした現実的な解決策を模索する柔軟さがあったように思えてならないのだ。】

 「修正を放棄」したのではない。すでに述べたように、修正の機会など全く与えられていないのだ。「一発不合格」制度がもっているこの恐ろしさが少しもわからないままに、他者をよく批判できるのものだと感心する。

 「つくる会」に柔軟性がなくなったとの心配はご無用である。「つくる会」は今でも十分に柔軟だ。頑ななのは、「一発不合格」制度をつくり、それを遮二無二適用した文科省の方だ。話がまるきりあべこべだ。

 正論編集部の頭の中は、文科官僚に悪意などないと信じ込む点で、日本の周辺に日本侵略の野望をもった国家など存在しないと思い込む憲法九条信者とほとんど同じようなお花畑状態である。

(つづく)
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