授業づくりJAPANの「日本人を育てる授業」

わたしたちは誇りある日本人を育てたい。真の国際派日本人を育てたい。

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歴史の中にはご先祖様が生きている

●齋藤武夫さんの「ご先祖様の授業」です。
この授業は、歴史を「他人事(ひとごと)」ではなく「我が事」学ばせたいという願いから生まれました。
命の縦のつながりを教えながら、「日本人」として命を受け継いだ「私」の「先祖の歩み」を学ぶのが歴史だとわかります。
「命のバトン」と「国づくりのバトン」が歴史を学ぶキーワードになります。

●全国の小中学校で追試されて大きな成果を上げている授業です。どうぞお試しください。

【片親など配慮を要する児童がいる場合の注意】
・授業前に呼んで事前指導をする。大切な授業をするのだが系図を書いてもらうことになる。何か困ることがありますか?と聞く。父の名前を知らない-「お父さん」と書けばいいよなど、具体的に指導し安心させる。


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  【歴史入門】 歴史の中にはご先祖様が生きている


【授業の流れ】
1 系図(命のバトン)

*自己紹介する感じで「私」の系図を示す。両親と祖父母まで3世代。

系図1


『この資料は歴史を調べるときによく使われるモノです。なんと言 いますか?』
・系図(けいず)
『そうです。これは私の系図です。私が歴史に名前が残ったらこれ を研究する学者があらわれるかもしれません』
・系図の読み方を教える。縦線(親子)、横線(結婚)、横縦線(兄 弟姉妹)
『では、みなさんも将来の学者たちのために系図を書いておいてあ げましょう』

*ワークシート「私の系図」を配る。

系図2


・名前がわからなければ「おじいちゃん」「おばあちゃん」と 書かせる。
『いまから50年くらい前に4人の祖父母がいて、両親が出会わなければいまみんなはい ないんですね。生まれてきてよかったね!』
┌──────────────────────────────────────┐
│ 4人の祖父母の上の系図はどうなっているだろうか?            │
└──────────────────────────────────────┘
・8人の曾祖父母がいる。(2倍になる理由を確認する)
・その上は?16人。『およそ100年前には16人のご先祖様がいたんですね。すごい ね。ありがたいことです』
・その上は?32人。その上は?64人。128人。256人。
『200年前には、みなさん一人一人のご先祖様がこの日本列島のどこかに256人いら っしゃったと言うことになります』
・これを命のバトンと呼ぶことにする。
┌──────────────────────────────────────┐
│ 私たちがこうして今ここ生まれるために全部で何人のご先祖様がいたのでしょうか?    │
└──────────────────────────────────────┘
・列指名で言わせる。
『私のご先祖様が何人ぐらいいたか、計算してみましたので見てください』

*資料「歴史の中にはご先祖様が生きていた」を配る。

先祖の数

・2倍計算、25年一世代を確認する。
・人物写真で歴史上の人物を見せながら、人数を言わ せていく。
『鎌倉幕府ができた頃(およそ800年前)、私の先 祖がこの日本列島のどこかにおよそ43億人もいた ことがわかりました。これは計算の上では!という ことで、この数字には謎があります』


2 年表(国づくりのバトン)

『数字の謎はあとでやります。ちょっと見方を変えてみましょう』
*等尺年表(1枚400年を6枚、時代名だけ入れて)を黒板にはる。
┌──────────────────────────────────────┐
│ これがわが国日本の年表です。1枚400年。時間の長さとテープの長さが同じにな    │
│るように作ってあります。私たちの先祖はいつごろから日本にいたのでしょうか?      │
└──────────────────────────────────────┘
・400年ごとに年表を指さしながら挙手させる。
『どうしてそんな大昔までいたと言えるのですか?』
「命はつながっているから」など。
『その通りですが、実は大切なことがひとつあります。命のバトンだけでは、今の私たち はいないのです』
・世界には滅びてしまった国がたくさんある。国が滅びてしまって世界中に散らばった民 族もいる。国をつくる前に乗っ取られてたくさん殺されてしまった民族もある。日本は 一度も滅ぼされず、大量の民族移動もなく、乗っ取られることもなかった、世界一古い 国なのです。
『大切なことというのは、その国づくりのバトンです。』
『先祖が命のバトンをつないだだけでは、日本人としての私たちはいません。先祖が古い 時代に国を作り、文化を創り、命がけで敵と戦い、守ってきた。そういう国づくりの努 力があったからこそ、今の日本があり、日本人としての私たちがいるのです。』

★その国づくりのバトンリレーを学ぶのが「歴史(国史)」です。先祖たちが何を思い、 何を迷い、何に悩み、そしてどうしてそういう道を選んだのか? 有名な歴史人物を通 して学んでいきます。どの時代にも自分たちの先祖が共に生きていて、歴史人物たちと 運命を共にしてきたんですね。


3 先祖の人数の謎と真実

日本の人口推移

*資料「歴史の中の日本の人口」を見せ、日本人も歴史を遡れば 遡るほど人口は少ないこと、日本の人口が1億人を超えたのは ほんの40年前であることを確認する。
*両親がいなければ子は生まれないので計算の結果は正しい。し かし、この表も正しい。『どうしてこんな不思議なこと、矛盾 したことが起こるのでしょうね?』(これは児童に答えを求め ないでいい)
★答えはひとつ。それは私たちの先祖はほとんど重なっていると 言うこと。同じ先祖の人がほとんどだと言うこと。つまり、日本人はみんな親戚だと言うことがわかるのです。



4 相田みつを「自分の番・・・命のバトン」を読む。
File0119.jpg

*「自分の番」という詩は命のバトンを受け継いで生きるという詩です。が、今日しっかり学んだみなさんいとっては、国づくりのバトンを受け継いでよりよい日本をつくる、次の世代に渡すために日本を守る。その自分の番でもあります。



5 なぜ歴史を学ぶのか

┌──────────────────────────────────────┐
│ ①歴史は先祖の国づくりの歩みです。歴史を学ぶ意味の第一は、命のバトンと国づく    │
│ りのバトンを、私までつないでくれた先祖に対する感謝の気持ちを表すことです。       │
│ ②第二は、国づくりのバトンの自分の番(責任)を果たすためです。先祖の思いや願     │
│  いを知り、自分の番に生かすためです。               │
└──────────────────────────────────────┘

【児童の感想】
■私は今まで先祖のことを考えたことなどありませんでした。先祖のうちだれか一人がいないと、私はいないのでびっくりしました。自分の先祖が信じられないくらいの人数になることにもおどろきました。それから子孫を残すのも大切だなと思いました。これからしっかり歴史を勉強していきたいです。
■ぼくはご先祖に感謝しなくてはならないと思った。なぜか。ご先祖がいたから今がある。ご先祖がいたからぼくがいるからです。ぼくは感謝しながらご先祖の時代を覚えて、そして、大人になったら自分の子どもに教えてやる。子どもに正確に教えるために、これから、ご先祖さまのことを思いながら、がんばって勉強したいと思います。
■ぼくの先祖がたくさんいることがわかってとてもびっくりした。もしかしたら歴史の事件とかにかかわったのかなと思うと、とてもわくわくしてきた。歴史が好きになりそうだ。
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